「母と私の宅食ライフ」
【宅食サービス】の利用を考え始めた、宅食初心者の60代の方向けに宅食サービスの上手な活用法をご紹介します。
やわらか食、塩分制限食、糖質制限食など、制限食が高齢者に必要な理由と、それぞれの制限食に対応している企業について紹介しています。
年齢を重ねるにつれて、あごや歯が弱くなり、硬いものが噛み砕けなくなることが増えます。また、塩分の過剰摂取は、高血圧の発症や重症化、脳卒中、心臓病、腎臓病などの要因になるともいわれ、糖分の過剰摂取は、肥満の原因になったり、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めるとも考えられています。
そのため、高齢者の食事については、通常の食事よりも食材をやわらかく仕上げたやわらか食、塩分を抑えた塩分制限食、糖質を抑えた糖質制限食など、各種制限食が必要になる場合があります。
こうした制限食にも対応している宅配サービスがあるので、必要に応じて利用してみてはいかがでしょうか。
やわらか食は、ソフト食とも呼ばれ、硬いものや大きいものが食べづらかったり、飲み込みづらかったりする人に向けた食事です。通常の食事よりもやわらかめに仕上げたもの、形は残っているものの、箸でほぐせるくらいのやわらかさのもの、ミキサーや裏ごし器などで食材をムース状にしたものなどがあります。
高齢者だからとにかくやわらかいものを食べればいい、というわけではありません。噛む力や飲み込む力があるのに、やわらかいものばかりを食べていると咀嚼力が低下してしまいます。咀嚼力が低下すると、口周りの筋肉や顎の骨、歯、歯茎の衰えにもつながりますし、脳への刺激も減ってしまいます。
逆に、噛む力や飲み込む力が弱くなっているのに、硬いものを食べると十分に咀嚼することができず、食べ物をつまらせたり、消化不良を起こしたりする可能性もあります。そのため、食べる人の噛む力や飲み込む力に合わせたやわらかさの食事を摂ることが大切です。
高齢者におすすめのやわらか食の
宅配に対応している企業を
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1日の塩分摂取量の目安は6g以下がいいといわれています。塩分を取りすぎると、さまざまな病気のリスクにつながるのですが、とくに高齢者の場合、塩分を摂りすぎると血圧が上り、心筋梗塞や心筋梗塞の原因になるとも考えられています。
年齢を重ねていくと、味付けが濃くなっていく傾向にありますが、加齢によって腎機能も弱くなっています。内臓に負担をかけないようにするためにも、塩分を控えた食事を心がけましょう。
高齢者におすすめの塩分制限食の
宅配に対応している企業を
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糖質制限=ダイエットと考える人も多いかもしれません。確かに、糖質は摂りすぎるとエネルギーとして消費されずに、体内に蓄積し、肥満の原因になりますが、高齢者の場合、糖質の過剰摂取は、肥満の原因というよりも、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高める要因になるため、糖質の過剰摂取は避けた方がいいでしょう。
また、食後高血糖は認知症のリスクを高めるともいわれているので、食後に血糖値を上げないようにするためにも、糖質を摂りすぎない食事を心がけましょう。
高齢者におすすめの糖質制限食の
宅配に対応している企業を
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